26/7/12RAKUEN Drヘリ勉強会実施レポート

2026年07月30日

RAKUENの実施報告

本ページでは、RAKUEN(Resident Alliance of Kanagawa for Unity in Emergency Networking) の実施報告として、開催概要・当日のプログラム・参加者の声・今後の展望についてまとめています。ご参加いただいた皆さま、運営にご協力いただいた関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。数字だけでなく、当日の雰囲気や学び、気づきが伝わるように構成していますので、次回以降の企画検討や振り返りにもご活用ください。

  • 開催日・会場:2026年7月12日 東海大学医学部付属病院
  • 参加者数:来場者 35名
  • 参加施設:11施設(海老名総合病院、東海大学医学部付属病院、日本医科大学武蔵小杉病院、聖マリアンナ医科大学病院、横浜市立大学附属市民総合医療センター、北里大学病院、横浜南共済病院、藤沢市民病院、東京科学大学病院/平塚共済病院、東京医科大学、横浜市立みなと赤十字病院)
  • 主催:RAKUEN
  • 協力:エアロトヨタ様

当日は、ワークショップやトークセッション、交流プログラムなどを通じて、神奈川県内の救命センター勤務の専攻医があつまり、参加者同士がつながり、新しいアイデアやコラボレーションのきっかけが数多く生まれました。アンケート結果では、多くの方から「また参加したい」「次は友人や同僚も誘いたい」といった前向きなコメントをいただいています。

本実施報告が、RAKUENの価値や可能性をより多くの方に知っていただく一助となり、次回開催に向けた改善・発展につながれば幸いです。

〇ドクターヘリの前で機体について説明 エアロトヨタ株式会社

〇神奈川県ドクターヘリ事業の概要と要請のポイント

 (東海大学医学部 救命救急医学 上畠篤先生)

〇ドクターヘリ修練の実際(東海大学医学部 救命救急医学 武田道寛先生)

〇ドクターヘリ研修を通して(藤沢市民病院 小沢一貴先生)

最後は皆でバーベキュー

各病院の救急専攻医同士のコミュニケーション

【RAKUEN(神奈川県若手救急医の交流会)および ドクターヘリ勉強会 報告】

■ RAKUENについて RAKUEN(Resident Alliance of Kanagawa for Unity in Emergency Networking)は、神奈川県内の若手救急医のための交流会です。神奈川県内の救命センターを中心とした横断的なネットワークを形成し、情報交換を行いながら県内全体の仲間とつながる場として機能しています。将来的には研修交流や災害医療における連携へと発展していくことを目指しています。 本取り組みは、2024年に横浜市立大学、聖マリアンナ医科大学、東海大学の救急医が集まり、お互いのプログラムについて学びあう機会として開始されました。

■ 今回の勉強会について 今回は「神奈川県のドクターヘリ」をテーマに、基地病院である東海大学医学部付属病院にて開催されました。以下に勉強会の実施報告を記載します。

① 今回は上畠先生が中心になって企画されたのですか? はい。当日の案内文の発信や緊急連絡先の窓口を担当され、プログラム内でも「神奈川県ドクターヘリ事業の概要と要請ポイント」の講義を担当し、自分が中心にして企画・運営が行いました。

RAKUENの開催目的は、神奈川県内の救急医の連携を目的に年2回ほど開催しております。特に神奈川県内には救急科専攻医プログラムが24施設あり、それぞれの施設の連携が必ずしも十分ではない状況です。そのために専攻医同士がお互いに集まり学ぶ機会を増やして、さらに各施設の強みなどをお互いに共有することで神奈川県全体の救急医の質向上を目指しています。今回は神奈川県でドクターヘリの基地病院として東海大学でのドクターヘリの運用方法について、また病院前診療についてを県内の救急医と共有することで、ドクターヘリの使用方法や研修について皆で学ぶ機会を設けました。

② 参加施設数 11施設 (海老名総合病院、東海大学/東海大学医学部付属病院、日本医科大学武蔵小杉病院、聖マリアンナ医科大学/聖マリアンナ医科大学病院、横浜市立大学附属市民総合医療センター、北里大学病院、横浜南共済病院、藤沢市民病院、東京科学大学病院/平塚共済病院、東京医科大学、横浜市立みなと赤十字病院)

③ 参加者数 35名 (内訳:スタッフ層 6名、中堅医師 8名、救急専攻医 13名、臨床研修医 4名、医学生 4名)

④ 今回の対象は医師だけ? 看護師やコメディカルも参加あり? 今回の参加者は若手救急医を中心とした医師(スタッフ、専攻医、研修医)および医学生となっており、看護師やコメディカルの参加はありませんでした。

⑤ 学生の参加は?(SMAQとか東海大ライフサポート部とか)4名の医学生が参加しています。 (東海大学医学部 2名、聖マリアンナ医科大学 1名、東京医科大学 1名※いずれもライフサポート部員かつSMAQメンバーであります)

⑥ 講師を担当した先生

  • 講義担当:
    • 山田 万里央 先生(聖マリアンナ医科大学 救命救急医学)
    • 上畠 篤 先生(東海大学医学部 救命救急医学)
    • 武田 道寛 先生(東海大学医学部 救命救急医学)
    • 小沢 一貴 先生(藤沢市民病院 救急科)
    • 足立 基代彦 先生(東海大学医学部 救命救急医学)
  • 体験(機体説明等)担当:
    • エアロトヨタ 担当者様

⑦ 講義・体験の内容

  • 講義の内容:
    • 神奈川県ドクターヘリ事業の概要と運用システムについて
    • 適切な出動要請のタイミングと、要請時に伝えるべき情報
    • 災害時におけるドクターヘリの活用方法
    • ドクターヘリ修練の実際について
    • ドクターヘリ研修を通じた経験談
    • 症例検討会(グループワークによる症例提示)
  • 体験の内容:
    • ヘリ格納庫における機体説明(運航可能な気象条件、搬送可能範囲、安全運航に関する注意点)
    • ヘリポートでの実機・機内・搭載資機材の見学
    • VRを用いた現場活動の体験型シミュレーション
    • (希望者のみ)高度救命救急センターの見学

⑧ 上畠先生の感想

  • 参加者が実機見学やVRシミュレーションに熱心に取り組む姿を見ることができ、実践的で非常に有意義な勉強会となりました。
  • 他施設の皆様とドクターヘリの適切な要請ポイントや課題を直接共有できたことは、今後の地域連携において大きな収穫だと感じています。
  • 今回の体験を通じて、若手救急医がプレホスピタルの現場にさらに興味を持ち、これからの救急医療を力強く担っていってくれることを期待しています。
  • 神奈川県内のドクターヘリ研修を経験してもらうことで、適切な県内でのドクターヘリ運航、また災害時のドクターヘリ運用など各県内施設から今後も提案することが期待できる。
  • 今後も活動を通じて、顔の見える交流や実践的な学びの場を継続して企画していきたいと意欲を新たにしています。

⑨ アンケート結果・参加者の声 参加者アンケートからは、全体を通して非常に満足度が高く、有意義な学びと交流の場となったことが伺えます。

  • 参加理由(複数選択可)
    • 先輩・同僚からの紹介・誘いがあった(12票)
    • ドクターヘリというテーマに興味があった(10票)
    • RAKUENの活動自体に興味があった(4票)
    • 知識・スキルアップのため(3票)
    • ※先輩や同僚からの声かけが参加の大きなきっかけとなっており、若手医師同士のネットワークの強さがうかがえます。
  • 全体の感想・評価
    • 「すごく楽しかった」「初めて参加したがとても勉強になった」と好評でした。
    • 「学生から専攻医(フェロー)まで」という、幅広い層が交流できるRAKUENならではのコンセプトが面白いと高く評価されています。
  • プログラム内容に関する声
    • 特に「症例検討が非常に面白く、勉強になった」という声が多数寄せられました。
    • ドクターヘリの役割や現場活動について、実際の症例を交えて具体的に学べた点が好評でした。
    • 「専攻医の先生方が優しく、先輩方との繋がりができた」など、施設や年次を越えたネットワーキングの面でも大きな成果がありました。
    • 医学生からは「救急医のイメージが具体的になり目標が強まった」「自身の未熟さを痛感し、今後の勉学の強い励みになった」という熱意ある感想が寄せられました。
  • 今後のRAKUENへの要望(次回以降のテーマ案など)
    • 複数傷病者対応(災害レベルでなくとも、救急車の受け入れが重なった際の対応など)
    • 救急外来マネジメントとノンテクニカルスキル
    • 多数施設共同での研修医・専攻医向け進路相談会や研修先相談会の実施
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